Column 4 阿佐ヶ谷グルメ
石挽き手打ち蕎麦 道心
これぞRockな蕎麦職人
「どうぞ、いらっしゃいませ!」
弾けるような声に誘われて扉を開けた。控えめに流れるUKロックバンド・Radio Headの音が、蕎麦の香りを運んでくる。
ご主人・清宮 道心(せいみや どうしん)さんは、自慢の石挽き手打ち蕎麦について満面の笑みで話してくれた。気軽に入れるのかな…。失礼ながら筆者の抱いていた思いは、いい意味で裏切られた。
16年の修業を経て2001年に開業。
粗挽きで独特の食感をもつ、道心の蕎麦。毎日石で挽き、「命を吹き込んだ」ものだけを提供する。
蕎麦は打つものではなく、香りを挽き、織り込むもの。この信念のもとに作ったのがオリジナルの、香織せいろ。日本一の蕎麦職人を目指す清宮さん入魂の一品である。
一番人気のこちらは毎日10食限定の提供だが、事前の相談次第で最大50食まで用意する。
蕎麦の味は麺を作ってから6時間が勝負。
こちらではその時間内のものだけを食べられる。「6時間ルールは譲れない。一口食べれば、こだわる理由を分かってもらえると思う」
食後の余韻を印象深くするのは、濃厚でとろみのある蕎麦湯。ひと味もふた味も違うこちらの蕎麦湯は、残り湯ではなく挽いた蕎麦粉で贅沢に作っている。
夜になると道心は、琵琶やフォークギターのライブも行う。麦焼酎を贅沢な蕎麦湯で割って、蕎麦をつまみながら生演奏に身を委ねるのもおすすめだ。
効率的な営業よりも、理想の蕎麦作りを優先する。楽なことばかりではないけれど、あるお客様からの一言で奮起した。
「蕎麦は苦手だったけど、こんなにおいしいのね」厨房で涙をぬぐった。
「蕎麦は作った人の人柄が表れる。その日の気分も…。だから、いつも自分を戒めていないと」ストイックで骨太な姿勢はRockそのもの。清宮さんが蕎麦の次に愛するのはUKロックバンド。自身もバンドを組み、キーボードを担当している。いつか店内で「音楽の」腕前も披露するのが夢だとはにかんだ。
石挽き手打ち蕎麦 道心(どうしん)
http://hpgate.jp/doushin/
住所:杉並区阿佐谷南1-15-18 伊藤ビル1F
電話:03-3316-4472または080-3522-7043
営業時間:12:00から14:30 18:00から21:00
日曜は売切れ次第終了
定休日:月曜※出前は行っていません。
※香織せいろは一日10食限定。
※ライブ出演者募集中 詳細は電話にて。
※ライブ情報は入り口に掲示しています。
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