漫画、ジャズ、演劇。アートの香り漂うクリエイターの町、杉並区阿佐ヶ谷のエリアガイド。

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はりぼて飾りがキュートな「阿佐谷七夕まつり」

8月5日から8月9日までの5日間行われた阿佐ヶ谷の「七夕まつり」に今年も行ってきました。
週末に訪れたこともあってか、賑わいは例年と変わらず。

JR「阿佐ヶ谷駅」前は南口を出てすぐ斜め前にある「阿佐谷パールセンター」へ向かう人たちの流れができていました。

南口のロータリーには、8月5日・6日に行われたイベント「星におねだり」で書かれた星型のカラフルな短冊が吊るされた笹がそよぎ、60年近くわたって行われている七夕まつりの写真もズラリと展示されていました。

七夕まつりの中心は「阿佐谷パールセンター」ですが、南口を出て左手にある「やすらぎとふれあいの街・川端商店街」や中杉通りにも七夕の飾りつけがされていて、まさに街中が七夕一色に染まっているといった感じです。

「阿佐谷パールセンター」の入り口のドームには、「第58回記念阿佐谷七夕まつり」の文字と、吹流しタイプの七夕飾りが掲げられ、そこをくぐると見えてくるのが、阿佐ヶ谷の七夕の特徴である"はりぼて飾り"です。

入り口付近は小学生が作ったかわいらしい作品が並んでおり、商店街の各店舗も自分の店が扱っている商品に関係するものや、子どもが大好きなアニメや漫画の人気キャラクターのはりぼてを展示。

たとえば、酒販店であればウイスキーの"おじさんキャラ"だったり、携帯電話のお店はキノコのキャラだったりと、商店街に並ぶお店の業種が遠くからでも"はりぼて飾り"でわかるのです。

定番の吹流しや変形タイプの飾りなどさまざまなタイプの七夕飾りを見上げつつ、アーケード外を進んでいきます。
「織姫賞」「彦星賞」「佳作」など、各賞を獲得した飾りは力作揃いでした。

「佳作」作品となっていた少女アニメの猫キャラは七夕まつりの後は、杉並警察署で秋の交通安全週間でもうひと仕事すると書かれていました。
商店街に流れるBGMには子役が人気だったドラマの音楽も流れていて、歌を口ずさみながら歩いている子どもたちも。

また、駅前から青梅街道まで続く商店街700メートルの中ごろには、過去の"はりぼて飾り"の写真を印刷したフラグも吊るされていて、「阿佐谷七夕まつり」の歴史を感じると共に、当時の世相もうかがい知ることができます。

青梅街道近くに飾られた「区長賞」受賞のドラゴンは大作かつ豪華絢爛。

携帯電話やカメラで撮影する人が周囲を取り囲んでいました。

そして、2011年の１番人気は、間違いなく人気海賊漫画でアニメや映画にもなった作品に登場するトナカイキャラ。
少なくも5体は飾られていました。

「阿佐谷七夕まつり」はその年の流行や話題性を反映した作品が多いことでも有名なので、来年は何が主役となるのか今から楽しみです。

第58回「阿佐谷七夕祭り」
主催：阿佐ヶ谷商店街振興組合（TEL：03-3312-6181）
会場：阿佐谷パールセンター
http://www.asagaya.or.jp/