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第59回「阿佐谷七夕まつり」開催！（3）

各商店街の個性がキラ星のごとく輝く「阿佐谷七夕まつり」

JR阿佐ヶ谷駅の南口ロータリー前から続く「阿佐谷パールセンター」を中心に、駅から東方向に伸びる「一番街商店会」、西方向に伸びる「川端新興会」、「阿佐谷パールセンター」とつながっている「すずらん通り商店街」、さらにJR線高架下の「あさがやゴールド街」が参加し、進化を遂げた今年の「阿佐谷七夕まつり」。

駅南口の駅前噴水ひろばでも8月5日は14時から“盆ダンス”が披露され、JR駅を降り立つとすぐに盆踊りの音楽が耳に飛び込んできました。

駅下とも言うべき「あさがやゴールド街」はアクセサリーやファッション、雑貨などの商業施設が集まっており、買い物がてら涼を求める人も。駅近の強みを発揮していました。そのすぐ右手に商店街の入り口を構えているのが「一番街商店会」です。同商店街では「大人の縁日」と銘打って8月5日の14時からフリーマーケット、14時半から3回サンバパレードを実施。居酒屋、フードバー、スナックなどの飲食店が多い商店街だけに、大人が楽しめるムードを盛り上げていたようです。

そして、約250店が軒を連ねるアーケード街「阿佐谷パールセンター」のはりぼて飾りや吹き流しを眺めながら青梅街道近くまで進むと、二股に分かれます。「阿佐谷パールセンター」はそこから右方向にカーブしているので、そのまま直進すると「すずらん通り商店街」に入ります。

同商店街はアーケードこそありませんが、すずらんをモチーフにデザインされた街灯もかわいく、街灯と街灯の間にロープを張る形で小ぶりなはりぼて飾りも多数飾られていました。「阿佐谷パールセンター」ほど道幅が広くない分、どことなくアットホームな雰囲気のある商店街です。

かつては大宮八幡宮、妙法寺への参道として利用されていたという歴史が、そんな人の温かみを感じさせてくれているのかもしれません。

イベントというより“縁日”といった方が良さそうな「七夕まつり in すずらん通り」では、子供たちがのびのびと七夕まつりを楽しんでいました。

川端新興会

4つの商店街から見ると中杉通りを挟んで東側に広がっているのが「川端新興会」です。同商店街は駅前ロータリーから始まり、商店街の外れは住宅街、そしてなんと釣堀があるのです。都会の真ん中に忽然と現れた釣堀には驚かされました。

しかも、かなりの賑わい。「第59回阿佐谷七夕まつり」の公式プログラムにも「昼は釣堀でのんびりと釣りを楽しみ、夜は美味しい料理とお酒でお客様をおもてなしします」と書かれており、釣堀は「川端新興会」のシンボリックな存在とも言えるのでしょう。

「川端新興会」では5日16時からチェロ演奏とテノール独唱を楽しめる「阿佐谷七夕コンサート」を開催。さらに、8月3日から5日までの3日間は、同商店街の3店を回ってスタンプを集めると抽選会に参加できる「食巡りスタンプラリー」も実施していました。

「海鮮倶樂部 阿佐ヶ谷本店」の前田氏に「食巡りスタンプラリー」についてうかがったところ、商店街の全店舗共通のテーマを設け、それぞれの店が“七夕限定メニュー”や“イベント期間だけの味付け”にしているとのこと。

今年は夏らしく“辛さ”をテーマに掲げているので、数あるメニューの中からカレーで勝負する店や、「海鮮倶樂部」のようにいつものメニューにスパイシーさをプラスすることで辛さを追求する店など、七夕まつりで初めて訪れたお客様も、地元の常連さんも楽しめる企画となっていたのだそうです。

今年は「食巡りスタンプラリー」に参加されなかった方も、来年はどんなテーマで「川端新興会」がチャレンジするのか、自らの舌で確かめてみてはいかがでしょうか。進化し続ける「阿佐谷七夕まつり」の2013年に乞うご期待！

■ 第59回「阿佐谷七夕まつり」
http://www.asagaya.or.jp/
会場：JR阿佐ヶ谷駅周辺の10商店会
主催：阿佐谷七夕まつり連合会

■ 海鮮倶樂部 阿佐ヶ谷本店
営業時間：18:00-翌朝5:00
定休日：年中無休 
住所：杉並区阿佐谷南3-34-13　第２更科ビル1F
TEL：03-5397-3035