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第62回「阿佐谷七夕まつり」開催！（1）

8月5日から8月9日までの5日間、今年も阿佐谷の個性豊かな10商店街が一斉に「阿佐谷七夕まつり」を実施。

今年の第62回から、商店街ごとにゾーン分けされ、駅北側は「松山通り交友会」「阿佐谷商和会」「阿佐谷北口駅前スターロード商店会」「阿佐谷進交会」「阿佐谷新進会」の5つ、駅南側は「阿佐谷パールセンター」「一番街商店会」「すずらん通り商店街」「川端新興会」とJR線高架下「アニメストリート」の5つとなっています。

 今年で62回を迎えるこの“夏の風物詩”は1954年から行われており、都内で行われる七夕行事の中では規模も大きく、他のエリアの人たちにも広く認知されています。

メインとなるのは、大きなアーケードを擁する「阿佐谷パールセンター」ですが、それぞれの商店街が七夕の飾りつけだけでなく、たとえば、「阿佐谷新進会」の「新進会寄席 in 七夕」や、「一番通り商店会」のサンバ、「松山通り交友会」のねぶたやすいか割りなど、多彩なイベントが繰り広げられ、町が活気づく5日間となるのです。 

8月8日・土曜日の午前中にJR阿佐ヶ谷駅に到着したところ、すでに町には気温以上の熱気にあふれていました。また、昨年よりも外国人のお客様も多く見られました。

JR中央線や東京メトロ丸の内線を使えば、新宿駅から約10分の場所にある利便性も、他のエリアからのお客様が多い一因と思われます。「阿佐谷七夕まつり」の認知度は年々高まっているようです。 

色とりどりの吹き流しがさやさやと 

JR阿佐ヶ谷駅の南口に降り立つとインフォメーションセンターがあり、イベントMAPをわたしてくれます。

そして、左手には「阿佐谷パールセンター」のアーケードに目にも鮮やかな吹き流しが、訪れた人を招くようにさやさやとなびいていました。8日は気温が高かったものの、風も適度にあったため、どの商店街の吹き流しも風に揺れて、目から“涼”を楽しむことができました。 

「阿佐谷七夕まつり」の中心的存在である「阿佐谷パールセンター」の入り口にもカラフルな吹き流しや、阿佐谷七夕の代名詞ともいえる“はりぼて飾り”がお出迎え。“はりぼて飾り”自体は例年に比べ、小ぶりな作品が多いように思われましたが、その分、既存のアニメや漫画のキャラクターではなく、オリジナル作品が増えていました。吹き流しやくす玉の下をくぐると、先の作品が見えてくるような展示の工夫も感じられました。 

駅前の入り口から青梅街道までの約700メートルに数々の七夕飾りが吊るされ、それらを眺めたり、撮影したりして、上を見ながらも、左右からの呼び込みの声に足を止めて、お店をのぞいてみたり、阿佐谷グルメを楽しんでみる…今年もそんな光景が展開されていました。

土曜日の昼間だったこともあり、少子化・日本を忘れてしまうくらい多くの子どもたちが、金魚すくいや目の前で作られる綿あめに目を輝かせていたのも印象的でした。

第62回 阿佐谷七夕まつり(2)へつづく

■ 第62回阿佐谷七夕まつり
開催期間：2015年8月5日-8月9日
開催場所：JR阿佐ヶ谷駅周辺11商店会