Column 7 阿佐谷七夕祭り
第62回「阿佐谷七夕まつり」開催!(3)阿佐谷七夕まつり」を支える「阿佐谷パールセンター」
2015年で第62回を迎えた「阿佐谷七夕まつり」ですが、その特徴の一つである“はりぼて飾り”などの多くが商店街や地元の人たちの“手作り”で、それぞれの作品にどこか温かみや懐かしさが感じられます。どんな作品にするかは各店舗が知恵を絞り、その時代の流行やイベントを見に来てくれる人たちが楽しめるようなモチーフを選んでいます。
七夕まつり直前になると、各店舗、日常の営業は平常通り行いつつも、閉店後の夜間には“はりぼて飾り”の準備を進めるなど、大忙しとなります。
そんなまつり準備に大わらわの「阿佐谷パールセンター」に、イベント開催1週間前に訪ね、阿佐谷商店街振興組合の理事長・丸山俊一氏にお話をうかがいました。
小・中学校での指導も実施
丸山氏自身、6歳の頃から“はりぼて飾り”のお手伝いをしてきた経験があり、現在は「阿佐谷七夕まつり」の企画や各商店のとりまとめはもちろん、ご自身の製作経験を活かし、「阿佐谷七夕まつり」にエントリーしている近隣の小・中学校に赴いて、子どもたちに“はりぼて飾り”の作り方の指導を行っています。
秋田のねぶたと同じ製作手法を用いる“はりぼて飾り”ですが、丸山氏が子どもの頃は、骨格となるワイヤーを留めるために針金を使っていて手傷が絶えなかったそう。
時を経て、現在は布製のテープでワイヤーを固定するようになり、子どもたちでも安全に“はりぼて飾り”を製作できるようになりました。毎年、子どもたちが作る七夕飾りは“子どもならでは”のアイディアや創造性があって、丸山氏もどんな作品となるか楽しみだと言います。
ちょうど、商店街の“はりぼて飾り”を「杉並区立阿佐谷地域区民センター」の敷地内で製作中ということで、そちらも見せていただけることになりました。
ある程度出来上がった作品もありましたが、まだワイヤーを組み立てている物や、組み立てたワイヤーにはりぼてとなる紙を糊づけしている物など、製作の進捗が異なる各作品がテントの下に吊るされ、作業が進められていました。着色されていない作品は、それが一体どんな物になるのか想像がつきません。
地域の活性化を目指して
大きなアーケードを擁する「阿佐谷パールセンター」は、かつてより“はりぼて飾り”製作を行ってきましたが、第59回に当たる2012年からは阿佐ヶ谷駅周辺の10商店街で七夕まつりに開催することとなったため、“はりぼて飾り”製作の経験がない「阿佐谷パールセンター」以外の店舗には、そのノウハウを提供しています。
さらに、「阿佐谷パールセンター」においても増加傾向にある、全国展開のチェーン店やフランチャイズ店に対しては、地元イベントを盛り上げてもらえるよう声掛けすると共に、“はりぼて飾り”の製作方法はもとより、吊るした時に落ちたり壊れたりしないような作り方のポイントについてもレクチャーしているそう。
年々、他のエリアからの認知度も上がり、多くの人が訪れる「阿佐谷七夕まつり」の影には、丸山氏をはじめとする地元商店街の人たちの地域活性化に対する地道な取り組みがあったのです。
■ 第62回阿佐谷七夕まつり
開催期間:2015年8月5日-8月9日
開催場所:JR阿佐ヶ谷駅周辺11商店会■ 阿佐谷パールセンター公式サイト
http://www.asagaya.or.jp/
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