漫画、ジャズ、演劇。アートの香り漂うクリエイターの町、杉並区阿佐ヶ谷のエリアガイド。

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馬橋児童遊園

 「パール商店街」を抜け、左手にある狭い路地

その道は昔、川があり、それを埋め立てて作った道だそうです。

そんな道を歩き進めると、突如現れるすべり台やブランコ。初めてこの道を通ったとき、なんでこんな所に遊具？！と驚きました。遊具の目の前にある家の個人所有物だと思ったくらいです。そして、何度も何度も通っているはずの道ですが、今だに驚いてしまいます。なぜって？　それは夜になると外灯も少なく、突如ぽつんと姿を露にする遊具たちは結構ホラーなのです(笑)。この公園はもちろん、路地にある公園なので御手洗はありません。水飲み場もないのですがブランコの側に公衆電話はあります。

ベンチはぽつん、ぽつんと設置。その中の一つに、暖かい日の朝通るとおばぁちゃんがよく日向ぼっこをしていて、いつも「仕事かい？いってらっしゃい」と声をかけてくれます。通行人全員に声をかけているのでしょうか。とても和む光景です。

また、この公園で遊んでいる子供をほとんど見たことがないのです。人気のブランコが独り占めできて、載り放題なのでお得なのですが…。また狭い路地に大きな遊具、一人用ブランコがあるので、すれ違うときはどちらかが通るまで待っています。

公園には“お約束”と書かれた、公園を利用するに当たってのルールを記載した看板があるのですが、昭和を感じるものを見つけました。この“お約束”は8つあり、昭和を感じたのがこちら。「まりなげはやめましょう。」今や鞠投げをする子はいませんよね。私も鞠投げをしたことがないのでピンとこないのですが歴史を感じさせる公園だなと思った瞬間でした。

こちらのユニークでレトロな公園。是非お散歩ついでに通ってみて下さい。その際、通行にはご注意を。

■ 馬橋児童遊園
場所：杉並区阿佐谷南1丁目13-33
開園年月日：昭和39年3月30日