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第61回「阿佐谷七夕まつり」開催！（1）

今年も8月6日から8月10日までの5日間、「阿佐谷七夕まつり」が開催されました。1954年から毎年行われている七夕まつりも今年で61回を迎えます。

「阿佐谷パールセンター」を中心に、JR阿佐ヶ谷駅周辺にある11の商店街が参加し、近隣の人たちだけでなく、他のエリアの人たちも訪れ、大いに賑わいました。

ただ、あいにくと今年は週末の9日・10日に台風11号が接近しそうな状況だったので、8日の夜に行ってみることに。これまでの取材が昼間中心だったこともあり、七夕らしく夜の風情を味わってみたいとも思ったからです。

休み前の金曜日だけに、「阿佐谷パールセンター」だけでなく、駅の北側も含め大盛況。浴衣姿の人も多く見られました。また、外国人の方たちも"日本の祭り"のひとつである七夕を見ようと、以前にも増して訪れていたように思われます。そのため、南口前に設けられたインフォメーションには通訳の方も常駐していたほど。「阿佐谷七夕まつり」の認知度の高さを実感させられました。

やはり、2014年の主役はあの映画！

駅南口近くの「阿佐谷パールセンター」は青梅街道まで南方向へ約700メートルのアーケードが続いており、「阿佐谷七夕まつり」ならではの"はりぼて飾り"や吹流し、提灯などが飾られ、今年はやはり大ヒットした映画『アナと雪の女王』をモチーフにした"はりぼて飾り"が主役となっていました。著作権の都合でご紹介できず、ちょっと残念。

そのほか、杉並区のキャラクター「なみすけ」やジブリのキャラクター、ふなっしー、最近人気上昇中の『妖怪ウォッチ』といった、「阿佐谷七夕まつり」らしい"はりぼて飾り"もイベントを盛り上げ、その飾りの下ではそれらを見上げてスマホやデジカメで作品を撮影する人たちでいっぱい。子ども達にとっても親しみのあるキャラクターのオンパレードとあって、小さい子どもも大はしゃぎです。

一方、路上では、昔懐かしい綿あめや金魚すくいなども行われていて、子どもたちの笑い声がここかしこから聞こえてきました。中には、金魚すくいに熱くなっている大人も。大人も童心に戻れる雰囲気が「阿佐谷七夕まつり」にはあります。それというのも、「阿佐谷七夕まつり」では、祭りにつきものの的屋（てきや）を入れず、各店舗がそれぞれに知恵を絞って飾りつけを企画・製作しているため"手作りのお祭り"なのです。業者を入れない"手作り感"が街の温かさとして、訪れる人をどこか懐かしく心地よい気分にさせてくれるのかもしれません。

また、昼間に取材した時と比べると、夜はビールやおつまみを片手にお祭りを楽しむ人が多く、飲食店の賑わいは、金曜日だったこともあってか、昼間に比べて３割増といったところでしょうか。至る所で行列ができている店もありましたが、さすがに61回目ということもあってか、交通整理も万全。七夕飾りを見上げつつ、商店街の夜の風情を楽しみながら、ゆったりと"阿佐ヶ谷の夏"を堪能することができました。

第61回 阿佐谷七夕まつり（2）へつづく

■ 第61回「阿佐谷七夕まつり」
http://www.asagaya.or.jp/ 
主催：阿佐谷七夕まつり連合会
後援：杉並区・東京商工会議所杉並支部